Cherry-pick【名探偵コナンR18短編集】
第11章 助けて!お巡りさん!【松田陣平】
はタガが外れたか。少し前とは別人のようにいやらしく身体をくねらせ、随分エロい声で鳴き始めた。
胸でこんだけ感じるんなら下はどーなんだ?と身体を動かそうとしていると。
明らかにとは違う女の声が聞こえた気がした。しかも情事中かと思うような甘ったるい声。
・・・その原因は付けっぱなしにしてたテレビだったんだが。視線をそちらに向けていると、にバレた。
「よそ見するなって・・・言ったじゃないですか・・・」
「たまたまだ。それにあっちもお楽しみ中みたいだしな」
「あ・・・ほんと・・・でもすごい、綺麗・・・」
裸でベッドに仰向けに寝ている俳優に跨る、女優の背中のラインはたしかにセクシーだ。でもまあ・・・
「俺はのが好みだけどな」
「・・・うそ」
「俺がお世辞言うようなヤツに見えるか?」
「・・・っ、」
「まー気ぃ散るから消すか」
リモコンはどこだ。山のように物が積まれたテーブルの上を探すと、いいモノが目に入った。
・・・試してみるべきか。まあ極端に嫌そうな顔をされたら諦めるつもりだが。
見つけたリモコンでテレビを消し、その“いいモノ”の箱を掴み、中身を取り出す。
「コレ・・・使ってみるか?」
「え・・・っ・・・と・・・」
「何かは分かるよな?」
うん、と頷くの顔は、さして嫌がってるようには見えない。コレは所謂ローターってやつだ。去年、男だらけの忘年会の催し物の景品で当たったもんだがすっかり忘れていた。まさかこんな形で日の目を見る事になるとは。
スイッチを入れると、独特のモーター音が響き、先の丸っこい部分が振動する。
ソレをの胸に近付けていくと、は身構えるように身体を縮ませる・・・
そーっと胸の先にあててみる。
「きゃっ!あっあぁっ・・・あっ、ん・・・!」
は一度ビクンと身体を震わせたものの、素直に刺激を受け入れたようだ。
テレビに映ってた女優より、コイツの方が百倍魅力的だ。
さて。下はどーなってんのか。