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デュラララ13.5巻【短編集】
第1章 折原臨也
だが、そんなところに一人、近付く男がいた。
「やあ、黄根さん。先日は世話になったよ。」
「怪我が治って早々そんなことやってんのか。面白いのか、そんなこと。」黄根と呼ばれた男は気だるそうに答えた。
「ああ、面白いね。まだまだ飽きそうにないよ。」感情が読み取れない笑顔だ。
「じゃあ、ここに飽きたら池袋に戻るのか?」
「さあ、それはどうだろうね。先のことは分からないさ。池袋に戻るかもしれないし、他の街へ行くかもしれない…。」
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