第3章 ハートって何?
相「え、なんで?あ、量産できないようなもの?手作りだから?ねえ。ね~えってばっ!」
大「…(黙秘権!)」
櫻「あ、また権利行使してる」
松「…チッ。で?なんだっけ?ハートがナンだって話?」
櫻「心臓か頭かどっちだ、って?(笑)」
相「え?ハートって、心臓じゃないの?」
二「え?コレそんな具体的な話なの?」
松「でも、形は心臓じゃない?ハート型って。英語でもそうだし」
二「いや。だから…」
櫻「俺は頭な気がする…。だって考えてんのって結局脳だし、指令出してんのもそうだから―…脳みそ?」
相・大「脳みそってハート型なの!?」
櫻「…いや。カタチは―…どうなんだ?あれ。写真とかで見る限りは形容し難い形状だけど…。しかし見方によっては、あるいは―…??」
二「…あのね。どっちにしても、そうやすやす差し出せるモンじゃないでしょ?ソレってつまり命投げ出すワケでしょ?ていうかそもそもコレ、そういう話じゃ…」
相「そうだよ!とりあえず、ひとりだけにしか返せないよね?どっちにしても。となるとやっぱ本命に―…あ。本命って。命…あ、そういうことかっ!?」
二「って。だから、そういう問題か!?」
松「いや、ひとりだけってこともないんじゃない?ねえ?」
櫻「まあ…技術の問題だけど、どこまで細かく刻めるかで、数字的には限りなく…」
相「薄~くスライスってこと?心臓はまあ…できるかもしんないけど、脳みそって。アレ切れんの?ブチュッ!ってなりそうじゃない?」
大「うわぁ~…」
相「…ぎゃ~~っ!想像したらキモいっ!!」
二「あのね。だから。そんな生々しい話じゃ―…」
大「…なんかムショーに肉食いたくなってきた…」
二「おまえもっ!!つかおまえがそっち行く?ねえ。そういう話してた??」
あ、ホント急に腹減ってきた…。誰か、スライスとか言うからっ。