第6章 新たなステージ
昨日の夜、
少し執筆が捗ってしまって寝不足になった
「花宮さん、今日こそ良い?」
「ん?ああ」
「協力する事って何だよ」
「そういえば、あのメモ帳と取り引きしたことがあったな」
「それで、俺は何をすればいい」
「今はない」
「え?」
「だから、今はない。それじゃあ」
廊下を歩いていると前から先輩が来る
幸い、先輩はこっちには気付いていないようだ
ゾクリ
逃げよう
なぜかそんな事を思い階段を上ろうとすると
「栞ちゃん?」
どこ行くの?と先輩の口が動く
けれども私の耳には先輩の声は聞こえない
なんで、先輩はあんなに遠くにいたのに
いつの間にか階段の所に
逃げなきゃ
そう思っているのに
足が縫いつけられたように動かない
「栞ちゃん、今日__」
「すみません!」
先輩が私の肩に手を乗せようとした瞬間
私の体は動くようになった
逃げる
教室へ
いやもっと安全なところへ
誰も来れないような
「花宮、さん?」
「!どうしたの栞!」
「内田、くん。裕…!」
どうして2人が…
「栞ちゃん~?」
「っご、ごめん!」
2人からも逃げるようにしてその場を去る
優しく見えてた先輩が怖いだなんて…
私、どこか変なのかな……