第1章 1
兵長は鼻で笑うと執拗にクリトリスをいじりだした。
円を描くようになぞったり、上下に擦ったりする。
「……んっ。はぅう…」
情けない声が出る。
その度に兵長の指の動きが速くなる。
その時、明らかにレベルの違う快感の波がやって来た。
「あぅっ…やっ!!」
体をビクンとさせた私を見て、兵長は指を止めた。
「イッただろ…今、お前。」
冷たい目をしながらも唇は弧を描いている。
「とんでもない淫乱だな。初めてでこれか。」
これが俗に言うイッた、っいうやつなのか、私は放心状態でただ息を乱していた。
兵長は私を見て鼻で笑うと、そのまま下着を脱がした。
そして私の足を思い切り開かせる。
「ほう………」
舐めるような見方に頭が羞恥で満たされる。
「いやっ…そんな見ないでください…」
「だとしたらこの濡れ方はなんだ?
滴っているぞ。なぁ?」
そう言って愛液を指にとり、私に見せる。
兵長の指はランプに照らされてヌラヌラと光っていた。
恥ずかしくて目を反らす。
「………ごめん、なさい。」
どうしようもなくて謝ると、兵長は満足そうに笑った。