• テキストサイズ

黒愛 【進撃の巨人】

第1章 1


調査兵団に入団して、2週間になった。

2週間後に初めての壁外調査を控えている。

正直とても怖い。

だけど壁の外の世界を見てみたい。

怖くない、と言い聞かせて思いっきりパンをかじる。

巨人をぶっ潰せば、きっと肉だって、ほかに美味しいものだって…


その時、食堂のドアが開いた。

古いドアで、開ける度に嫌な音がなる。

みんなが一斉にドアに注目する………がすぐにみんな目を反らした。


私も目を凝らしてドアを見る。

そしてゾクリとした。

(リヴァイ兵長だ………)


どうしてこんな所に?とか目付きが怖い…とかいろいろ考えながら私も目を反らした。



「…………おい。」


底冷えする声に皆肩をピクリとさせる。


「ソフィア・シャルはどこだ」


みんなが一斉にこちらを向く。

驚きと恐怖で顔を上げたが何も言えない。

「おい、どこにいるのかと言っている。」

明らかに不機嫌になりだした声に私は慌てて挙手した。

「私…………です。」
/ 10ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp