第4章 過去………そして未来へ
ヴァンパイアと人間………
俺はそこまで深く考えてなかった。
拓哉「静香ー!!!」
この時初めて、自分がヴァンパイアだという事を恨んだ。
静香がいなくなってから、俺は何もする気が起こらなかった。
メンバーが心配して家まで来てくれたけど、俺は会おうともしなかった。
拓哉「静香………どうして………」
自分が人間だったら………静香がヴァンパイアだったら………
そればかり考えてた。
静香に逢えないのなら、永遠の命なんかいらない。
俺は何度も何度も自分を傷つけた。
何度血を流しても、ヴァンパイアの血は消えない。
傷つけても、傷つけても………直ぐに傷は消える………