第2章 妊娠
スティーブのヒートがあって2ヶ月。
俺のヒートが来なくなった。
Ωのヒートが来なくなるのは重大なことだ。
妊娠してるかもしれないから。
トニー「はぁ?!!」
ドクター「馬鹿…」
メテオ「どうしよ…」
ドクター「…とにかく、はい」
メテオ「? なにこれ」
ドクター「妊娠検査薬」
メテオ「あーあれね」
ドクターとトニーに相談したらドクターにとりあえず検査しろって。
説明書貰ったからけど…
なんで小便なの?!
科学ってすげぇ。
メテオ「恥ずかしすぎて泣きそう…1人だけど」
メテオ「まて、難しい!!」
メテオ「あ、できた」
メテオ「1分水平なところで放置…」
メテオ「青い線が出てたら妊娠してます…って…でてるんやけども…こんなにハッキリと…」
メテオ『俺の腹にスティーブとの赤ちゃんいるのか…』
ドクター「え?嘘でしょ」
メテオ「嘘じゃない!!ほら!」
ドクター「おめでとう…とりあえず、産むのか決めてよ?」
メテオ「ん!」
ドクター「一応母子手帳渡しとくね」
トニー「母子手帳って市役所に貰いに行くんじゃねぇのか?」
ドクター「いいんだよ!!」
母子手帳…。
なんだかほんとうに出来ちゃったんだな…。
でも嬉しいな。
スティーブ喜んでくれるかな?
メテオ「…」
ヒドラ「いや、こればっかりは…ほんとうに」
メテオ「な、なんで…」
ヒドラ「僕は責任取れないよ…」
ヒドラ「でも僕はまだ君とは一緒にいたいし…」
メテオ「い、いやだ!!産む!」
グッ!!
メテオ「っ!!」
ヒドラ「妊娠した?産ませられわけないよね?」
ヒドラ「堕ろしてよ でも僕はまだ君と一緒に居たいんだ」
ヒドラ「早くそんなもの堕ろして 軽くして?」
メテオ「たすけ…とぃ…きゃ…ぷ…」
ヒドラ「…」
バッキー「よかったのかよ」
ヒドラ「ん、ドクターは?」
バッキー「もう来てる」
あぁ、これが地獄か。