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Sapphire〈小悪魔系男子にご注意asobase?〉

第48章 告白②


 カズside

 カズ「翔ちゃん、俺達が出逢った日は何月でどんな日だったっけ?」

 翔「2月で……  雪の日?」

 カズ「何から話せばいいかな? 〈マタ逢いたい〉って思いから…… 必然と偶然と奇跡が重なった。俺は本当は…… 1997年6.17生まれの20歳2週間後には21になるんだ」

 翔「21……?」

 カズ「うん。ゴメンね。後で色々聞いてくれたら…… まずは俺が先に話するね?」

 俺を不安そうに見つめている翔ちゃん……

 マタ逢えて嬉しかったよ

 カズ「俺達初めて逢った日も雪で2月だった。その日は俺、隣の家に住む三つ離れた潤くんの家に姉ちゃんと遊びに行って。二人は同級生でさ、そこに翔ちゃんと妃那さん。3歳4歳? ちっちゃい女の子が潤くんちの玄関先で『おうちばいばいヤダ』って泣いてたんだ」

 翔「ぇ?」

 カズ「ビックリした? マタ逢いたくて『しょうちゃん、おれのおヨメさんね!』って……」

 翔「『うん! しょう、かずくんのおよめしゃん!』 二宮さん?」

 話終わるまでって思ったけど…… そうだよね

 カズ「うん俺。翔ちゃんの見た夢は14年前の出来事。俺は小学校上がる前6歳。翔ちゃんは1月に3歳になったばっかり。妃那さんが4歳。潤くんと姉ちゃんが9歳。その日ね、翔ちゃん達のお母さんが、お父さんの事について潤くんのお母さんに相談に来てたんだって」

 翔「あの人の事……」

 カズ「潤くんが『その日姉妹で揉めて疎遠に』って」

 翔「私の……」

 カズ「翔ちゃんのせいって? 違うでしょ? 大人の都合。潤くんも『母親が、翔の母親と喧嘩した事後悔してる』って。潤くんは引っ越してしまった翔ちゃん達とは一年に一度しか会え無くなって。お父さんが警察官ってのもあったらしいけど……  警察官になったのは翔ちゃん達の居場所を知る為。自分の家で従兄妹同士は合わせてくれたけど、何度聞いても居場所だけは教えてくれなかったって……」

 翔ちゃんの瞳潤んでる








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