Sapphire〈小悪魔系男子にご注意asobase?〉
第42章 忠告したはずだよね?
翔side
茉莉『ストーカー? 女の人…… 二宮さんを…… 好きな人?』
って茉莉ちゃんたら何言い出すの?
私と…… なんて…… 二宮さん迷惑ですよね? って
言っておきながら、その後から何か…… 悲しい? 良くわからない感情が溢れてきたの
二宮さんも傷ついた表情してて? 潤さんは…… 笑いを堪えたような表情で
茉莉『翔ちゃん本気で言ってる? そんな事したら、その人益々怒らせるから辞めなさい』
二宮さんを好きな人……
学校の子達じゃないよね……
だって手紙から香水の匂いしたし、大人の女性?
高校生…… にしては大人びた二宮さん
大人の女性に想われても違和感無い……
カズ『翔ちゃんがそんな風に思ったのは、俺がきちんと態度を示さなかったからだよね』
カズside
ー某所ー
カズ「『翔ちゃんがそんな風に思ったのは、俺がきちんと態度を示さなかったからだよね』茉莉ちゃんの後に、言ったら翔ちゃん何かすげぇ難しい顔して考え込んじゃうし……」
潤「タイミングが悪い…… また他の手紙が届くって」
美苗『翔ちゃんお手紙がポストに届いてた……あ! ゴメンなさい』
雅紀「美苗ちゃんさ、いつも手紙配ってる翔ちゃんが忘れたんじゃないか? って取りに行ってくれて届けたのは良いけど…… 皆が深刻な顔してたから『邪魔しちゃった』って泣いちゃって…… 俺、心配ないよ。皆、誰も怒って無いから泣かないのって」
カズ「ありがとう相葉センセ。後で『心配ないよ』って言ってあげなくちゃ。松本さんもう『出るトコ出たら完全アナタ、アウトだよ?』って言っても大丈夫だよね?」
潤「あぁ、こちらも相手には『忠告』して、翔には見過ごせないレベルだから介入させて貰うって伝えないと」
──
女『忠告したはずよ離れなさい』
女『アタシカズが好き』