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Garnet 真恋 ~初恋と宝石Ⅲ~ Kazu.N

第40章 事件 おとまりかい 大人達の罪 


 一番冷静に、物事を見た筈のチョー先生に聞くと


 チョー先生『拓くんは昨年5年生で、リーダーシップがある。レク班に納得だ。ポイントは会の主催が大学生という事…… 拓くんは凛ちゃんの班を〈大学生が見てた〉けど〈児童館の先生は固まって話してた〉って。児童館の先生方は、大学生達に不測の事態の対処法を教えず、どう対処すれば良いかも。皆できちんと把握していなかった。その間拓くんは、凛ちゃんの指をギュって強く押さえて『早く!』って叫んだのに…… 凛ちゃんの方を気にする人が誰もいない。それが拓くんは信じれない! 泣いてる凛ちゃんにとっても『助けて!』って叫びたくて。私が着いた時、まだガーゼとかで押さえてる状況だった…… 私は急いで医者に連れて行こうとした。その時に先生が『拓くんは泊まるよね?』瞬間、堪え切れなくなって拓くん涙を流しましたよ…… 私は言ってやりました『まず凛ちゃんの状態を把握して、医者に連絡や、私に連絡する人。凛ちゃんに寄り添う人。そして拓くんにも優しい言葉を掛けなきゃいけなかった!』ってね』

 チョーセンセの涙…… 悔し涙

 俺もあまりに理不尽で、拓くんと凛ちゃんの悲しみ、絶望を想い胸がギュってなったんだ……


 カズ「翔ちゃん。園の先生方の努力で凛ちゃん、拓くんは嫌いだけど食べている。翔ちゃんは向き合ってるよ大丈夫!」


 貴女は大きな美しい瞳に

 涙を浮かべて

 俺を見つめたんだ……







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