Garnet 真恋 ~初恋と宝石Ⅲ~ Kazu.N
第33章 何でも思った事言うのが正しいとは限らないんですよ
翔side
6/19(火)PM16:00
これはどういう状況?
二宮さんと、相葉さんが園の共有スペースのリビングのソファに……
二宮さんは、凛ちゃんと何やらお話していて
相葉さんはPM16:30頃からの予習.復習の準備中の子供達の教科書を見たり
続々と学校から戻って来る子供達と……
確かに昨日、二宮さんからチョー先生に(本間施設長)電話が掛かって来てたけど……
何となく、私と珠ちゃんは気まずくて遠くから様子を……
拓くん、颯汰くんは二人を見て一瞬ムッとした表情をしたけど
珠稀「どういう事?」
珠ちゃん私が聞きたいよ……
(早く渡しちゃおう……)
部屋にある物を取りに行って戻って来ると……
珠稀「皆が、二宮さん、相葉さんになついて自分の話とか。遊んで貰っているの、私達が止める権利無いもんね」
翔「うん……」
颯汰くんと、鈴奈ちゃんは……うん二人の世界だね……
良かったね鈴奈ちゃん……
奏汰くんと知抄ちゃん。誰も入り込めない絆が……
知抄「違うよ!」
奏汰「……」
宿題を奏汰くん(高1)が、知抄ちゃん(中1)に教えるつもりが……
解るけど奏汰くんに聞きたいのね?
知抄ちゃん
ここに居ない萌ちゃん……家に戻り、お父さんとこれからの未来について話し合いを重ねている……
遠くない未来に来るかもしれない別れ……
萌ちゃんが
幸福になるなら喜ばなくちゃね……