Garnet 真恋 ~初恋と宝石Ⅲ~ Kazu.N
第31章 気持ち伝えるから待っててと。これだけ悩んでいる時点で…
翔side
金曜日バイトは休み……にする程の度胸も無く。それ所か改めて謝られちゃうし
カズ『辞めちゃだめだよ』
釘は刺されるし。逃げてないで自分の気持ち話すしかないよね?
バイトが終わって……
でも……
無理! それに何て? 珠ちゃんと颯汰くんのあり得ない言葉に惑わされて……
面と向かって言えないよ……帰ってmailで……と思っても
カズ『どうして連絡取れなくなっちゃった? じゃあ俺から。今は俺から伝える事出来る立場じゃなから言えないけど、いつか気持ちを伝えるから待ってて』
二宮さんに先手を打たれて
(どうしよう?)
園に戻れば珠ちゃんも
珠稀「ホントどうしよう? 私告白された……」
いつもクールな珠ちゃんがプチパニックに陥っていたの
相葉さんのmailを珠ちゃんは私に……
あのmailの後も心配や色々な言葉達が綴られていて
《珠稀ちゃん、連絡下さい。あのmailの後からも頻繁に電話とかmailゴメンね。珠稀ちゃんが好きです。直接もう一度会って伝えたいから、カズも翔ちゃんの事心配してる。じゃ、また》
二宮さんの事迄……
珠ちゃんは私の表情を見て
珠稀「これだけ悩んでる時点でもう……」
翔「何回も言うけど珠ちゃん、1歩踏み出してみたら?」
そう言うと、珠ちゃんは無言で自室に戻って行っちゃって
私は……ナゼか
涙が止まらないよ……
お願いよ二宮さん私の心の中には……入って来るのは辞めて……
お願いだから……