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Garnet 真恋 ~初恋と宝石Ⅲ~ Kazu.N

第29章 生意気颯汰のくせして


 珠稀「颯汰くん……小言聞きたく無い気分なんだけど……」

 颯汰「酷えな(笑)珠ちゃん。そんな怖い声出すなよ。俺さ、時ちゃんは先生としては良いけど誰にでも優しい感じで……でも、相葉さんは考えてみてもいいんじゃないかな?」

 珠稀「生意気! 颯汰のくせして!」

 颯汰「何だよ! それ! だってさ、きっと、もう心の中占めてんじゃない? 翔ちゃんは難しい人を好きになっただろ? 翔ちゃんに悲しそうな顔させてさ……」


 翔「どういう意味?」

 颯汰「二宮さん。気持ち丸見えだったけど?」

 珠稀「私もそう思う。二宮さんなら翔ちゃんの事……」

 翔「二人して訳わかんない事言ってないでよ! 颯汰くんくんは? 好きな人いないの?」

 颯汰「いたよ(翔ちゃんがね)。俺の場合憧れだよね。俺も考えてるよ。鈴奈の事傷付たからさ。でも最近……鈴奈根性あるよね? あんな目にあってもさ、学校1日も休まないじゃん? そういう所がさ俺いいな……って思ったんだよね」


 翔.珠稀「良かった……」

 颯汰「俺さ、鈴奈が中学校入った時(颯汰中3)、ちょっと嫌がらせしてされてるのを見て『辞めろ』とか、アイツの教室行って話をしたり。それがアイツを守ることだって思って……けどさ"特別扱い" とかが女子達には……いじめられてさ、俺の所為で……事を悪化させた。それなのに『ありがと颯汰くん』て言ったんだぜ。鈴奈の気持ち気付いてたけど……俺は……でも、さっきも言った通り、鈴奈の頑張り、俺本当にすげえと思って! 最近本当に鈴奈の事は気になるんだ。俺の方からアクション起こさないとだよね? 女の子からとかさ。男として……ね」

 珠稀「颯汰のくせに生意気!」


 あははは! 


 颯汰「珠ちゃん……可愛いげないと相葉さんに嫌われるぞ!」

 珠稀「ナゼ? 相葉さんが出てくるの? もう連絡取らないから……」

 翔「私も……」


 颯汰「何で?」











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