Garnet 真恋 ~初恋と宝石Ⅲ~ Kazu.N
第121章 子供達のX'mas
相田さん…… 本当そうだよね
さっきだって、チーズケーキと大福を喜んだと同時に
『ほんとにこんなに食べていいの?』
目で訴えたりしてた
大人になって、子供達も、社会に出て色々人間関係とかあるだろうけど…… せめてここに居る大人達だけでも
『永遠にに愛している』
って伝え続けなきゃだよね……
相田「あーでも良かった。二宮シェフにも見せたかったですよ。ね? 相葉さん? おやつがクッキー1枚だって知った時の、子供達のこの世の終わりみたいな顔(笑)」
アハハ! いつも思うけど、本当職員さん達の姿勢には頭下がるよ。俺も、相田さんにもっと教わりたかったな……
微妙な空気になりかけたのを、冗談で変えてくれて
そして子供達。本当良い子達だよね
瑠璃ちゃんが乳製品が苦手だから、相田さん手作りの、豆乳で作ったイチゴのショートケーキを一人だけ食べてても、誰も文句言わないしさ
(うちの両親、そこまでは把握してないからね)
康成『大福の粒餡が、苦手な子がいるかも』
って。こし餡の大福まで作った親父にも感謝だな
それから、X'masまでの一か月間は、ほんと穏やかで、翔ちゃんとの関係も良好
珠稀ちゃんも、相葉さんの御両親に気に入られたとかで二人も順調
精神的な事を含めて、ここまで順調なのは久しぶりなんじゃないか? って思うぐらい充実してたんだけど……