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Garnet 真恋 ~初恋と宝石Ⅲ~ Kazu.N

第109章 強がっちゃうボクなのです 


 カズside

 もう俺死んでもいい

 けど…… ホントに死んだら翔ちゃんに、会えなくなるしな…… やっぱ死ねないや

 俺、矛盾してるな…… 

 翔ちゃんの性格からして、俺と居ながら他の事考えてた

 とか、凄く気にするんだろうな…… って

 自分勝手、自己中な考えだったら嫌だよ? 

 けど、翔ちゃんの場合、絶対に他の人の事とかをさ

 そういう女の子だもん

 けどね男ってのは…… 自分の方見て欲しい

 ナンテ……

 俺だって、凛ちゃんかが心配だもん。園に連絡を入れて二人で安心しよう? 

 安心出来たなら

 カズ『俺との時間を楽しんで下さいませんか?』

 翔『ハイ…… カズ…… さん』


 恥ずかしそうに、俺の名前を呼んでくれた翔ちゃん

 下を向いて微かに震えている翔ちゃん……

 カズ「翔ちゃん」

 ギュって、左手で翔ちゃんの右手を握って声を掛けると、ゆっくりと俺の方見てくれて

 涙で潤んだ美しく大きな瞳。左手の親指の腹で拭ってあげて

 カズ「殴ってもいいから…… ごめんネ」


 触れるだけの Kiss

 顔を離して、ジっと翔ちゃんを見つめ、びっくりした顔の翔ちゃんが

 可愛くて

 翔「殴ったりしません」

 そう言って、翔ちゃん、俺のスーツの裾ちょびっとだけ摘むとかさ


 もう! 反則でしょ翔ちゃん! 

 翔ちゃんが悪いんだからね! 


 さっきより、チョっと長めのをkissを送ると

 キュって感じで

 軽く抱き付いて来て……


 本当に…… 吊り橋効果ってあるんだ

 とか変な事考えてたんだ。俺





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