Garnet 真恋 ~初恋と宝石Ⅲ~ Kazu.N
第91章 お父さんとお兄さんとご対面①
智side
-行きつけ飲み屋-
智「さみぃな~。夏はあんだけ暑かったのにさ、なんなの最近のこの寒さ? あと一か月ちょっともすれば、オイラ誕生日だけど、絶対寒い時期に生まれたから寝てばっかりになってさ、皆に眠そうな顔とか言われるように……」
カズ「な、訳無いでしょが!」
潤「いつも眠そうな顔の人が……何言ってんだか……」
雅紀「いいじゃん! 11月! 俺なんか12月24日で一見良さそうだけど、誕生日プレゼントとクリスマス一緒だよ!」
絶対子供達の影響だよね? なんか一言、言うと皆でバーって返してきてさ
智「雅紀くん、珠稀ちゃんと仲直り出来たんか?」
雅紀「うん。珠稀ちゃん手紙に思いを伝えてくれたの。内容は俺と珠稀ちゃんの秘密って事で……俺に対して思った事とか、これからの事が丁寧に綴られてて。俺は協力したいって……益々珠稀ちゃんを支えたいって思ったの」
智「良かった。カズくんは?」
カズside
カズ「どの口がそれを言う? 貴方面白がってるでしょ? 翔ちゃんのお父さんと会った時、貴方も居たでしょが!」
雅紀.潤「ヒドイ(ヒデーな)……」
智「ハハハ」
いい性格してるよね? 人の事、言えないけどさ。俺がね、総ツッコミ仲間にお入れしたのが原因だと思うんすけどね?
翔『あのね。皆もお外でご飯食べる時あるでしょ? 夜、大人の人だけが入れるお店があって、二宮さん達もお酒飲みながらお話してるの。私と珠ちゃん、杏さん、梨佳さんを泣かせてるんじゃないから大丈夫。今日も『そこに行くよ』って聞いてるから』
そして俺達は、子供達に反対される事無く、集まれるのは彼女達のオカゲなんだよね……
カズ「俺が子供達に怒られるの期待したんだろうけど、残念スね? てか、ココに居て怒られるの貴方達もだから」
智.雅紀.潤「確かに……」
カズ「俺達は、彼女達と子供達には勝てないという事です。分かりましたよ。翔ちゃんのお父さんと、ママさんに会った話しますよ」