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Garnet 真恋 ~初恋と宝石Ⅲ~ Kazu.N

第85章 俺の運命の女の子 


 カズside

 翔『綺麗なお母様……』

 和乃『キャー! 嬉しいわ!』


 アチゃー言っちゃったよ……

 って、感じで項垂れた俺と、親父と兄貴を見て、戸惑っている翔ちゃん

 分かってる。翔ちゃんには計算とか全く無くて…… そしてウチの母さんも、能天気ではあるけれど、相手が社交辞令とか、本心から言ったか…… 見抜く能力は、仕事柄長けていて……


 源也「翔ちゃん私の事はどう思う?」

 カズ「は? 親父…… 何言ってんだよ?!」


 親父迄…… どうなってんだよ? 

 そして翔ちゃんは素直に

 翔「とても若々しくて素敵ですね」

 幸也「凄い良い子だな……」


 兄貴…… その言葉が嬉しかったんだ


 翔side

 何? 私何か悪いこと言ったの? 

 二宮さんと、お父様と、お兄様の表情どう捉えたらいいの? 

 涙ぐみそうになりながら、二宮さんを見るともういつもの表情で笑ってくれて……


 源也『翔ちゃん私の事はどう思う?』

 お父様の不意の質問に

 カズ『は? 親父…… 何言ってんだよ?!』

 二宮さんが珍しくテンパっているのが可愛くく見えたのはナイシヨ! 


 私は素直に感じた事を……

 翔『とても若々しくて素敵ですね』


 うって代わって、皆さんの表情は柔らかかったけど……

 私試されてる? ……じゃないよね……

 すぐネガティブな、思考になる自分が……ホントに嫌……

 和乃「とても素直で素敵な方ね。私を母親だと思って甘えてちょうだい」


 甘える? 両親との関係が希薄な私には正直分からなくて……

 これから、二宮さんとのお付き合いがどういう事になるか分からないけど……


 翔「ありがとうございます。実は私、2歳の時から児童施設で育ったんです」















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