Garnet 真恋 ~初恋と宝石Ⅲ~ Kazu.N
第79章 総ツッコミのお仲間だね?①
翔side
応接室を出れば
カズ「やっぱ、思った通りだ」
どうしたもんか…… のニュアンスの二宮さん
応接室の扉の前に、勢揃いの子供達
泣きそうな表情や、不安……
小さい子達はどうしたら良いのか? 戸惑っている感じで……
施設長「おやおや、皆心配かけましたね。もう大丈夫です。健ちゃん、大野さん、杏さん仲直りしましたから。ん? 瑠璃ちゃん? どうしました?」
二宮さんの懸念は、当然チョー先生も……
瑠璃「たけちゃん、ばいばい?」
智「瑠璃ちゃん大丈夫。今日はここにお泊まり。明日は学校の帰りにオイラと杏の家で遊んでから園に戻るよ」
瑠璃「うん(ニコッ)。しょうちゃん。かずくんいこ?」
カズ「……しっかし。相葉さん、健ちゃんに弄ばれてんなぁ(笑w)
リビングの絨毯の上、円を描くように座って、健ちゃんが珠ちゃんにひっついてるのを、相葉さんが引き離そうとしてて、それを見て皆が笑ってるの
カズ「すんげーほのぼの(笑)」
翔「ええ……(笑)」
その中に瑠璃ちゃんも入っていって
翔「二宮さんの言いたい事分かります。大きな施設。いえ、ここもですけど…… どうしてもチョー先生がお話されるとか。大事な事を言われるんだ? って察すると、身構えたり。今みたいに不安にかられた時、大人に確認してもいいものか? どうかって…… 思い巡らしたり……」
カズ「うん。園は、チョー先生始め、職員の皆さん、子供達の不安とかに寄り添って接してるけど…… ここに来る前あの子達は、大人の顔色見て話するとか、行動する。その術を身に付けざるを得なかった…… その癖がまだ残ってるんだね?」