Garnet 真恋 ~初恋と宝石Ⅲ~ Kazu.N
第78章 子供の可愛い言い分
カズside
今まで黙ってらしたチョー先生が健ちゃんが応接室に来ると話し始めて……
健ちゃんに、杏さんと、大野さんの間に座るようにって
俺の事、流石っておっしゃるけど……
でも、チョー先生。貴方には叶わないです
っしかし。健ちゃん…… の言い分がさ(笑)
健「おれ。しゃーくんすき」
智「ありがとう健。オイラも好きだぞ」
健「おれ。アンちゃん…… すき」
杏「健ちゃん……」
施設長「健ちゃんは優しい子ですね」
うん。優しいいか一杯悩んじゃったね?
健「おれ。アンちゃんとナカヨクしたらしょーちゃんとたまちゃんないちゃう」
瞬間、薄々気付いてた翔ちゃんと、泣き出しそうだった珠稀ちゃんは……
笑い出しそうなのを堪えてるし(笑)
大野さんも……
健「おれ。アンちゃんのプリンねオイシかったの。けどオイシかったっていったら、しょーちゃんとたまちゃん…… かわいそう……」
カズ.雅紀「「もうダメ!」」
俺と相葉さん堪えきれず大爆笑!
施設長「(笑)健ちゃん、画用紙からはみ出して床にクレヨンで書いちゃったのは?」
施設長も、必死に笑いを堪えながら
健「しょーちゃんもたまちゃんもおこるの。アンちゃんおこるかなって…… しゃーくんはおこったけど…… アンちゃん? おれのことすき?」
大野さん大笑いしてるの辞めて、反対に泣いてた杏さんの右手をギュって…… 握って
杏「大好きよ」
智「健、杏はビックリしたんだよ? 健の事『可愛い。大好き!』って。初めてで、お互い恥ずかったりさ、オイラも健の事不安にさせてゴメンな。オイラも杏も健が大好きだよ」
健「ゴメンなさい、ユカ…… おれ、しゃーとうちゃんもアンちゃんママもだいすきっ!」
健ちゃん、杏さんに抱きついて…… 号泣してる。杏さんも……
大野さんは二人を抱き締めて…… やはり瞳には光るものが……
雅紀「最高の親子だね?」
施設長「良かった…… 大野さん、杏さん。健ちゃんを幸福で満たしてあげて下さい」
智.杏「「はい、お約束します。本間施設長、ありがとうございました」」
翔ちゃんも珠稀ちゃんも
翔「珠ちゃん!」
珠稀「翔ちゃん!」
いつもどうり! 抱き合って(笑)