Garnet 真恋 ~初恋と宝石Ⅲ~ Kazu.N
第59章 不器用だけど一生懸命な貴女が好き
いわゆる誕生日席のソファに俺……
正面に颯汰奏汰兄弟……
左sideに翔ちゃん、珠稀ちゃん……
右side知抄ちゃん、萌ちゃん、鈴奈ちゃん……
(……スゲぇ緊張する配置です事……)
なんて、分析してられたのもここまでで……
颯汰「違和感……カズさんは分かるか……言わなくても……」
萌「ゴメンね、私が……」
鈴奈「萌! もう謝らないの! 謝るのは私の方だよ!」
知抄「萌ちゃんが……転校、園からも……」
そう言って、助けを求める様に奏汰くんを見た知抄ちゃん
奏汰「大丈夫だから!」
知抄「でも私お話上手じゃないから上手く……」
翔.珠稀「知抄ちゃん……」
カズ「知抄ちゃん。皆が皆、上手に話が出来たらすんげぇつまんない世の中になるよ? 俺は不器用でも一生懸命話す人が好きだよ!」
珠稀「ひえ〰」(ハズィ)
鈴奈、萌「かっこイイ!」
奏多「人たらし」(チッ)
颯汰「小悪魔王子」(フンだ)
カズ「お褒めに預り光栄です!」
誉めてねぇよ! (by颯汰&奏汰)
知抄「ありがとうカズくん……」
翔「二宮さん……」
ナゼか珠稀ちゃんが紅く……
鈴奈ちゃん萌ちゃんにも好評価……
颯汰.奏多兄弟には……不評
肝心の翔ちゃんは……?
良かった……感激してくれたみたいだ……
貴女の事だよ? 翔ちゃん?
俺不器用だけど、一生懸命な翔ちゃんが好きなんだ……
知抄「私、園からも、学校からも萌ちゃんが居なくなったら……怖くて……」
知抄ちゃんの心の叫び!
ホントいつもっ! ……子供達の心の叫びは……心が痛いよ……