Moonstone キミはキミだよ【Kazu.N】
第59章 大切なお嬢さま
翔side
カズ『行こう?』
どこへ?
あのね…… カズセンパイ
今日だけは、ゆなちゃんの側にいてあげたいの
私の手を取り、歩きだして……
カズ『大丈夫』
って
カズ『大丈夫』
って
さっき相葉センパイと電話で、話してたけど
カズ『分かった! 俺たちも行くから!』
……ゆなちゃんも一緒なの?
え? ハンバーグ屋さんから出た所で
儀一さん? が車で……
あ! ゆなちゃんと相葉センパイが……
私は相葉センパイと並んで座るゆなちゃんの隣、カズセンパイは助手席に……
翔「儀一さん? 私…… 達。ご迷惑掛けた……」
儀一「迷惑なんか掛かってませんよ。翔お嬢様。ゆなお嬢様。詳しい事は…… 真希様からお聞きになって下さい…… 子供のいない私とフミにとってお二人は、子供は…… 真菜さま(智のお母さま)、紗菜さま…… 瀬菜さま(もう一人の伯母)ですから…… 大切なお嬢さま…… 孫なんですからね」
って…… 嬉しかったの……
カズセンパイ、相葉センパイは私が熱を出して駆け付けた日に
カズ「儀一さんとフミさんから聞いたの。ね? 儀一さん」
儀一「『ハイ。フミと私は、智様のお母様の真菜様が産まれた時から、40年以上も仕えて居ます』ってお答えしました」
流石、カズセンパイ…… もう儀一さんやフミさんと、仲良くなったんだ……
翔「儀一さんありがとうございました」
儀一「終わりましたら連絡下さい」
儀一さんは帰って
真希「いらっしゃい」
真希さんのウチのリビングに通された
カズセンパイと相葉センパイと、私とゆなちゃん
既に、智さんと松本先生が居て
私とゆなちゃん
先輩達と、それぞれAM9:00に約束していて
AM8:00迄泊めて貰って、話を聞いて貰ってたから
ゆな「あたしが、あたし……」
泣き出してしまったゆなちゃんを
相葉センパイが抱き締めて
雅紀「話してくれて嬉しかったよ?」
って
真希さん……
私達が昨日泣きついたから……
翔「ゴメンなさい。昨日……」
真希「謝るのは、男連中!」
真希さんは
コーヒとか紅茶を
それぞれに用意してくれて……