Moonstone キミはキミだよ【Kazu.N】
第51章 鋭いのはいいけど…(他人に対して…)
カズside
翔「二宮センパイ、何か松本先生元気ありませんでしたね?」
鋭いのはいいけど……
(他人に対して…… 恋愛事は鈍感ちゃん)
確かに変でしたよ
松本センセは。気がついてるんだよ
けどさ俺にとって気になってる事は
翔「え? 二宮センパイ?」
後ろから貴女を包み込むように抱きしめて
カズ「俺の呼び方間違ってない? 翔ちゃんさ、ずっと俺のこと二宮センパイって呼んでるよ?」
翔「あ…… ごめんなさい。カズセンパイ」
翔ちゃんは日記? を見ながら考え事している
左のページには時系列。右側には気持ちが書かれているらしい
相葉さんの勉強を見守っていたゆなちゃんも、心配で翔ちゃんの側へ来ると
(教えるではない。俺が教える係)
相葉さんのプライドを思いやる度量はサスガだ
ぐるぐると考え事している翔ちゃん
俺が、翔ちゃんを抱き締めるとゆなちゃんは頬を紅く染めて相葉さんの所へ……
戻ったのに、相葉さんに後ろから抱き締めれてるし…… ガンバりますねぇ相葉さん
(日記の右側を見ちゃだめです! って釘指したゆなちゃん)
断腸の思いで、翔ちゃんを離して隣に座り
カズ「どうしたの?」
翔「今までの事色々考えてたんですけど、都合いい夢見ているのかもって思えて来て」
カズ「夢じゃ無いよ……」
翔ちゃんはコクンと頷いて
自分の事で一杯らしいのに
松本センセが元気無いって……
何でしょうね? この子は…… 視界の隅
同じく自己犠牲のかたまりのゆなちゃん
相葉さんが頭をポンポンとしてあげて
二人でこっちへ……