Moonstone キミはキミだよ【Kazu.N】
第103章 心配だろうけど心配すんな!
潤とカズ
潤「何で俺は、男の相手なんだよ? いつも……」
思わず電話の相手に愚痴ると
カズ『ぇ? 何?』
潤「智子の所には、相談に、サクラ姫とアザミ姫が…… なのに俺の所には、カズのコだの! 相葉ードだの! 野郎しか来ねぇ! って言ったんだよ!」
カズ「……はぁ? なんだよ! そんなクダラナイ事かよ! …… まあイイヤ…… なぁ真希さんと千奈美さん…… 大丈夫なのかよ?」
まあイイヤって…… そっちこそ何だよ…… けど、ホントいいか……
潤「サンキュ…… 出産日近いし、大事をとってだから…… 大野家の病院だし。優さん、智子も居る(勤務)から」
カズ「物事に絶対なんか無いしさ、こんな言い方間違ってるかもしれねぇけど…… 大丈夫! 心配する事ないから! 松本センセ! ガンバレ! 大野さんにも伝えといてよ」
本当は不安だった。俺……
なのに…… 元教え子に励まされるとかさ……
潤「頑張るのは真希さんと、ちな…… だけどな。けどサンキュ…… 智子にも伝えとく。それにしても、相変わらずカズのコは生意気だな! 可愛いげがねぇよ」
俺も天の邪鬼だけどさ、松本センセもだよね? でも…… 元教え子に励まされるなんてイヤだわな……
って肝心な事聞いてねえじゃん!
カズ「松本センセが、話あるって電話してきたんじゃん!」
潤「あぁ……」
カズ「ナニ? 嫌な予感すんだけど……」
潤「危なっかしい、サクラ姫。ホットケナイのか…… 構いたいのか……」