Moonstone キミはキミだよ【Kazu.N】
第83章 マサカの伏兵デス…
カズside
もう嫌味なヤツと言われてもいい
俺、勘が鋭いから殆ど外した事無いんだけど、リビングの扉を開けた瞬間、本当閉めたくなった
GWだしアリかな? って思ってたけど(当たったよ……)
カズ「今日は貴弘さん」
貴弘「ありがとう。カズくん」
零二「お! 久し振り」
おじじ様。おばば様(大野家)
令二「実代さんが、いつでも来いって…… 甘えてんのさ」
(それって社交辞令じゃ……)
実代「本当にいつでもいらして下さい」
(そんな事言って知らないヨ。一石二鳥と言うか何と言うか……)
優「今日は。カズくん 」
真菜「どうしたの? 何かあったの?」
翔ちゃんの育ての親
大野さんのパパとママ…… 勘が当たった
領さん? 流石に怖すぎるんだけど……
領「よ! 翔ちゃん」
翔「領さん! どうしたんですか?」
領「父さんと、母さんの付き添い 」
翔「優しいですね」
イヤイヤ。優しいのは確かだけど…… ナンカ本当に嫌な予感してきた
零二「転ばされて壊されたじゃと?」
俺の前に、翔ちゃんが告白しちゃった
真菜「見せて頂戴!」
翔「擦り傷程度ですから……」
実代「私は看護師任せなさい!」
貴弘「皆の大事な娘ですから。私以上に溺愛で」
優「貴弘さんも、負けてませんよ?」
貴弘「そういう優さんだって」
貴弘さんに実代さん、パパさんママさん、おじじ様、おばば様と、領さんが勢揃い
真菜「明日は、うちの親が京都から出てくるって言うし」
カズ「明日。俺も挨拶に行きますね」
春「まあ。本当にいい子だね」
カズ「いえ、謝らなきゃいけない事有りまして……」
領「謝る?」
ナゼかそこに領さんが反応して……