Moonstone キミはキミだよ【Kazu.N】
第78章 いつも冷静な先輩が…そして、大切な親友
翔side
ついゆなちゃんに電話…… 公衆電話から……
翔『だって…… だからっ私……』
ただでさえ込んでいる、東京駅の公衆電話の所で涙しているんだもん。悪目立ちしてたはず。そんな事も気づかないで……
そして『だって……』と言いながら肝心なカズセンパイが
ゆな『女の人と居たとは言ってなかったよ』
って聞いて…… 駅でカズセンパイの事悪く言わないで良かった…… なんて思ってしまった私って……
ただ、すごく混乱してるのが分かったから
ゆな『金沢に戻っておいで』
言ってくれたゆなちゃん……
想像力が無い結果起こる事
私と、ゆなちゃんの間で終わる話し。じゃ無くなっちゃってる事
カズセンパイが、皆に怒られるの分かってて、それでも私の事探す為に、相葉センパイに聞いてくれて、相葉センパイは私の居場所を伝えてくれたり
皆に心配かけておきながら、それが嬉しかったなんて…… 本当私は救いようのないバカだ……
新幹線の中でゆなちゃんから
ゆな『携帯電話音声残せるみたいだから。まぁセンパイに話ちゃってごめんね? 戻ったら真希さんのお家で話そう?』
駅に着けば……
翔「儀一さんゴメンなさい」
運転手の儀一さん……
儀一『大事な翔お嬢様がご無事で何より。お泣き下さい。誰もおりませんし、私には聞こえませんから』
幼少の頃から、妻のフミさんと共に私とゆなちゃんの事を可愛いがってくれて…… 真面目で…… でも今みたいに然り気無く冗談を……
詳しくは事情は知らないだろうに……
翔「儀一さん、ありがとうございます」
迎えに…… 申し訳なくて……
儀一「翔お嬢様は、私とフミの大切な孫ですから」