Moonstone キミはキミだよ【Kazu.N】
第77章 何で?ナンデ?なんで?
カズside
何で? ナンデ? なんで?
翔ちゃん?
俺が悪いんだ、分かってんの。俺の完璧思い込み。翔ちゃんは遅れた俺に呆れつつ、笑って許してくれんじゃねぇか…… っていう……
翔『カズセンパイ? 寝癖…… 髮ハネテますよ?』
俺は、恥ずかしいのを誤魔化すように。でも
カズ『知らないの? 翔ちゃんの好きなアイドルさんDVDのメーキングでさこんな髪型してたの? 真似よマネ!』
しょーもない言い訳してさ……
なんて、東京駅に猛DASHしながら超安易にノーテンキに…… 妄想してて
俺のミス……
カズ「悪い、今それどこじゃねえから!」
学校の同級生の女の子に遭遇しちゃって……俺、今mailしてんの!
相手のショック…… 知らないし! 俺の事紳士とか過大評価…… は勝手にアナタ(達)が…… 後でイメージがって言われたけどさ…… クラスの女子に……
もう! 今俺は!
カズ《相葉さん、説明後で…… 翔ちゃんから、ゆなちゃんに電話とか連絡聞いてない?》
相葉さんにmailを。今すぐ見てくれるなんて保証無いけど、だって
相葉さんプロ野球の球団に入ってさ、忙しいの
今は午前中練習中かな? 昼食だったら…… もしかして……
やっぱ厳しい世界みたい。寮生活、電話だって夜の決められた時間のみ
固定電話に、こちらから掛けるシステム。自分から掛けたい時は、一言管理人さんに必要みたいだし。mailだけは、昼食後、夕食後から就寝までの、ほんのわずかな時間だけ許されてみたいなんだよね
だけど、俺は気が付いてくれ! って
いてもたっても居らんなくて!