第72章 貴女と描く未来～大人の恋人達side

　智.潤.真希.千奈美side

　智『王子達よ!　紅くなってる姫達見て察しろ!』（苦笑）

　確かに。サクラ姫も、アザミ姫も只カズのコや、相葉ードの将来の手助けがしたい一心だからなぁ（笑）


　千奈美「何笑ってんの？」

　潤「去年の修学旅行の時、『変な虫つかない様に見ててよ!』遠足では、歴史担当の俺が引率って言ったら『守れ!』今年生徒会顧問やめて野球部専念するって言えば、『俺が残る』って……　ちなが顧問って言ったら『安心した』って……　二人してさ。気持ち分かるけどな……」（苦笑）

　智「オイラ、潤子みてぇには笑えねぇし……　でも、今まで人の為に生きて来たからさ、幸せにして貰えよ……」

　真希「泣きたいよね？　……　智くん。お兄さんガンバりました」

　千奈美「智さんも。ストーカー騒ぎの時は真希を守った!　『すげぇ奴だっ』て潤が誉めてたよ」

　真希「潤さんも。千奈美が大学の時、通学電車で痴漢された時はって……」

　──ー

　智「真希の親戚もあんな？　ご両親見る限りは……」



　二宮くん、嬉しい誤算は……


　翔ちゃんの親戚が

　祖父母が孫可愛いさに、態度が180ﾟc変わった事？　かな？　


　週末になると、交替で……


　今日はオイラのじじさま、ばばさまだから……強烈……　

　と、思ってたらさ……


　来るって分かって上で、プチプロポーズって……


　潤「千奈美のお父さんは？　大丈夫かな？」

　ちょっと、生真面目そうな……

　千奈美「大丈夫よ。不器用なの。去年の秋に筋通してくれた時、『きちんと挨拶出来る奴だ』って……」

　真希「智くんも両親が『気に入った』って!　親戚は……　普通？　の人達だから大丈夫……」

　智「ゆなちゃんの親戚も、中々の個性派揃い。ママさんパパさんは出来た人だし。相葉ードくんなら明るいし大丈夫？　だろ？　な？　潤子!　カズのコくんの策略に皆、親戚中騙されてぇ。翔ちゃん〰」

　潤「シラフで絡むなや!　智子!　サクラ姫の人生を変えたカズのコ。アザミ姫の笑顔を引き出す相葉ード……　大丈夫!　俺らが幸せにする相手は誰だよ?」


　真希.千奈美（……）