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Orange Topaz~初恋と宝石~【kazu.N】

第7章 喫煙室の男子トーク②~K~


 大野智さん、この人は変わった人だ。翔ちゃんの1つ上で高校の先輩俺とは2才違い。その名前は〔伝説〕の先輩として有名で

 事務方で普段はパソコン入力等を担当しているけど企画部で新商品や改良品が出ると依頼されデザイン画を描いたりと本領発揮《絵が上手い!》たまにデザインするからこそ良いアイデアが浮かぶそうで。希望して事務方にいる変わった人だ

(今まで本気で眠っていたくせに携帯の着信音に気付くって……)俺達は誰も気付かなかったのに。まぁ騒いでいたのもあるけど  

 智「早く出なよ。ずっと鳴りっぱなしじゃん。うるさくて眠れないよ……」

 大野さんのセリフに

(うるさい所でもどこでも眠れるじゃんか!)

 俺は……翔ちゃんも、潤くんも、相葉さんでさえ思ったようで……思わず顔を見合せたんだけどさ

 鳴り続けている携帯に目を移すと更なるビックリが

 伊藤ヤマト?

 それは高校のクラスメートだった奴からで。仲良くしていたヤマトと双子の弟タケル。2年生に進級する直前の春休みに転校して行ったきり

 懐かしくて急いで通話ボタンを押した。この電話によって俺の運命は大き変わる事になるんだ

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