Orange Topaz~初恋と宝石~【kazu.N】
第24章 貴方と二人きり…~苺~
(静かになったな)
と思って三人で隣部屋からリビングに……
扉開けたんだけど……
(……カズくんがいる……嘘! 帰ったんじゃないの? ヤマトにいタケルにいは?)
カズ「のんちゃん大丈夫? ヤマトがタケルに話があるって少し席外したんだよ」
ってカズくんがニッコリ……
(何で言いたい事分かるの?)
軽くパニックになっちゃって後ろ振り返って……
いない! 亜子、結衣がいない!
カズ「のんちゃん落ち着こう? ね? ソフアに座って話しようよ。二人は部屋に居ますってお部屋指差してたよ」
私、カズくんの言葉に安心したの
すっと心が落ち着いたの
ソフアに座ってカズくんを見たら、頷ずいてくれて、ほっぺたが熱くて両手で押さえていたら
クスっ。て笑ったから少しムッとしたら……
カズ「可愛いね」
って……
嘘でも嬉しくて
話が出来た……
幸せ過ぎて涙が出そうになったんだ
にい達の様子を聞いて
のん「ごめんなさいカズくん。タケルにいは何でか私の事になると…… この前久し振りに会った日結衣に酷い態度だったでしょ? いつもヤマトにいに怒られているの。心理カウンセラ―が人を傷つけてどうするんだ! って……」
カズ「タケルはのんちゃんが可愛いんだよ。何か分かるけど……」
のん「結衣はタケルにいが好きなの。それなのに……」
カズ「まぁ、この前のは少しね……亜子ちゃんとヤマトはまた面白い関係性だったね。ヤマトの奴亜子ちゃんだけ、呼び捨てだし」
凄い! カズくん!
私関心しちゃって思わず
のん「凄い!」
って言っちゃった
それからもカズくんと色々話が出来て
話するの苦手なの……
でもカズくんは合図ちを打ちながら、話し易い様に優しく質問してくれたの
聞き上手なの
カズくんもお仕事や、職場のお友達の話しをしてくれて
楽しかった
ふと、会話が途切れて
カズくんが私の耳に唇を近づけて……
カズ「のんちゃんの携帯番号教えて?」
って……囁いたの
ドキドキが、胸がキュンって音を鳴らしたの