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Orange Topaz~初恋と宝石~【kazu.N】

第98章 新しい命③~K~.~苺~


 カズ『そうだね…… 赤ちゃんの名前にさ、俺、のんちゃんに関連するの、入れたいよ。やっぱ』

 のん「『のん』は、チョッと難しいよね? 和花ちゃんに『赤ちゃん無事に育つか心配』って泣き言こぼした時『私も花が生まれるまで4年…… のんちゃんの気持ちすごく良く分かるよ』って。私凄く嬉しかったの。そう思っていても…… つい時々無事にカズくんの赤ちゃん産めるかな? って愚痴を…… カズくんごめんね」

 カズ「分かってるから大丈夫だよ。いつでも 不安や色々な想い。俺にぶつけて来てよのんちゃん」

 のん「和花ちゃんが、不安から家に婿養子に入ってくれた秀一さんに『本当は後悔してんじゃないの?』ってぶつけちゃった時に『『俺の想いはそんな軽いものじゃない』そう言ってくれて嬉しくて『幸せだアタシ』って思った』って言ってたけど、カズくんも同じなの。いつも想いを汲んで、見守ってくれる。私幸せなの。ねぇ? カズくん、赤ちゃんの名前やっぱりこの名前かな?」


 紙に書かれた、のんちゃんの示している候補の名前

 俺の名前に関系する字が入ってて

 のん「うん、この名前だよね?」

 って


 体調を時々崩しながらも、頑張って赤ちゃんを産もうとしているのんちゃん

 そうだよね。生まれてくる子の性別は…… 

 俺と、のんちゃん元へ来てくれるだけで

 喜ばなきゃいけないんだ……














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