Orange Topaz~初恋と宝石~【kazu.N】
第79章 貴方の家族~苺~
夕方
のん「あ!6時。お義母様カズさんもうすぐ帰って来ますね!」
和子(ワコ)「もうのんちゃんたら!お義母様だなんて他人行儀なんだから!カズの事もいつもの通りカズくんって呼んでいいのよ!」
のん「はーい(笑)」
和花(ワカ)「何?人がトイレ行ってる間に二人だけで」
和子「内緒よ~母と娘のヒ.ミ.ツ!ね?のんちゃん!」
パチッ!
((笑)サスガ!カズくんのお母さんウィンク…そっか、カズくんが小悪魔なのはお母さんが魔女だからなんだ(笑))
和花「やめて母さん!怖いからウィンクは!」
和子「怖いって何よ!母親に向かって和花っ!」
カズ『母さんと姉ちゃん俺と性格そっくりよ。 毒舌家で、父さんは穏やかなんだけどさ』
って言ってたっけ。ホントだ。けど『俺と』じゃなくて『俺が』そっくりなんじゃないの?なんて
二宮家の人達は初めてお会いした時から、私を温かく受け入れて下さってお優しいの
3月に急に結婚が決まって
カズ『俺6月に結婚するから!』
ナンテ…さっさと二宮家の皆さんに宣言しちゃったカズくん。初めて皆さんとお会いした私は、もう気が利かないじゃなくて…(そんな言い方したら…)カズくんが怒られるんじゃないかって
でも皆さんは違ったの
お義母さんと和花ちゃんは、呆れたようにカズくんを見て…それも一瞬だけで、和花ちゃんは
和花『アタシの事は和花ちゃんって呼んで!』
って
和子『カズはね~…あ!カズの子供の頃のアルバム見ましょ?…』
カズ『やめろや!』
和花『カズは可愛げが無い…けど…優しいかな。のんちゃん、カズを宜しくね!』
のん『わ…和花ちゃ…ん。ありがとうございます』
和子.和花『可愛い~!のんちゃん!』
カズ『あぁ…アンタらと大違いよ。性格も良くて』
和花『カズ!』
ワチャワチャと揉め出した姉弟を、笑いながら見てたけど…ずっと黙ったままのお義父さん…
(そうだよね。こんな急に来たりして…)
カズ『父さんはね、調理師学校の校長してんの』
人の上に立つ方だもの。礼儀とかには厳しいんじゃないかって…
真也(マサナリ)『のんさん、チョッと変わったがあるけれど、根はいい奴だから。カズの事宜しくお願いしますね』