Orange Topaz~初恋と宝石~【kazu.N】
第76章 大好きなのは貴方だけ~苺~
カズ「俺も同じ。のんちゃんを失ったら生きていけない」
ヤマト兄ぃ、タケル兄ぃの、苦痛に満ちた表情……想いにカズくんは頷いて
いっ、言ってる事は涙出る位幸せな……嬉しくてっ。泣きたい場面なのにっ
わ、私のほっべた……左手でなぞりながら言うなんて! (手の甲の側を頬に当てて)
亜子.結衣「「ひえぇ~」」
雅紀「ぐぇ~」
翔.智.潤.ヤマト.タケル(……うぇ~)
も、もう抗議する力すらなくて
うぅ~ 唸ってたら……
りん「なぁに? すごい楽しそうね」
ママ? これのとこが楽しそうに見えるの?
尊大「楽しそうとは……ちょっと違うんじゃないか? のんちゃんどうしたんだい?」
さすがパパ……チラッと、カズくんを見ると
カズくんてば、悪びれた様子もなくシレっとした涼しい表情で
カズ「聞いて下さいよ。お義父さん、お義母さん。のんちゃんてば『俺は、のんちゃんがいないと生きていけない』って言ったんですよ? それなのに……俺が褒めるとなぜか照れちゃって。オカシイなぁ? でもそこが可愛いから良いんですけどね?」
……開いた口がふさがらないよ。皆も呆れつつ。でもなんかニヤニヤしてるし!
亜子「のん、いいじゃない。今時こんなストレートに愛情表現してくれる男性なんていないよ?」
結衣「そうよ。のんちゃん羨ましいわ……本当素敵な人と一緒になったわね」
ヤマト「亜子? 悪い! 俺、そういうの恥ずかしがっちゃって……今度からはすげえ言葉に出すからさ」
タケル「結衣ちゃん? 羨ましいって……けど俺のせいだね。俺、照れてないできちんと言葉にして伝えるからね」
亜子.結衣「「や……いいですから!」」
雅紀「カズって……あんな事言うタイプだったんだ……」
潤「相葉さんがショックを受けてどうするんスか? 分かるけど……俺も信じらんねぇ……もうお腹いっぱい胸いっぱい」
智「オイラも。もうイイヤ……もう腹に入んねぇし。明日から仕事だし……帰りますかね?」
翔「のんちゃん固まってるけど大丈夫? カズは本気だからね。幸せにしてくれるからね?」