第27章 青峰と黒子と少女の出会い
ザァァァッと降り続く雨
「この試合俺応援しに言ったんだけど、凄かったぜー?特に1年の青峰と上崎2年の井上って奴の一騎討ちが凄くってさー!両者譲らずって感じで熱かったわー!でも凄かったのはでさ!どっからでもシュートが確実に入るんだよ!パス回しも完璧でさ!」
「へー!」
黒子は少し暗い顔をして歩き出した
『テツ?どうかしたか?』
黒子「大丈夫です……」
俺はテツの頬っぺたを両手で挟んだ
『大丈夫じゃないのに、大丈夫って言うのは無理してる証拠だ』
黒子「……痛いです……」
『痛くしてるからな』
小さくと笑うとテツも小さく笑った
黒子「ありがとうございます、さん」
『は?何が?つかテツってもしかしてマゾ?』
黒子「違います、て言うかどこでそんな言葉覚えたんですか」
『あ?友達がさ…俺の事を見てSだよねって言ったから意味調べたらサディストって意味で反対がマゾヒストだって書いてあったんだよ』
黒子「……(その人いっぺん絞めます!)」
俺達は薄暗い廊下をふざけて歩いた