第25章 地獄の冬合宿
景虎「プッツン眼鏡もキューティクルサラ男も既に自分なりの答えを出してるみてぇだしな。残りの3人も何とか形にはなるだろう」
そう言うと、監督は不思議そうな顔をした
リコ「君と黒子君は……?」
景虎「……悪いがありゃあ駄目だ」
リコ「え?」
景虎「あんなタイプの選手らは今まで見たことがねぇ。突然変異種だぞ?ありゃあ……情けない話だが、何をどう教えりゃ良いか、サッパリ分からん……だがまぁアドバイスはしてある」
リコはハッと顔を上げた
景虎「アイツが恐らくこの先ぶち当たるであろう壁、についてはもう伝えた。どう乗り越えるかはあいつ次第だ。んではもっと突然変異種だ。“キセキの7人目”それがアイツだ。だから"女"でも"男子バスケ"に入れたんだ。アイツにはもうお手上げだ。やらせれば1発で覚えちまうし、出来ちまう。“キセキの世代”が"化け物"つーよりもアイツが1番の"化け物"だ。筋肉の使い方、瞬発力、頭脳どれをとっても1級品だ。教える事なんかあるのかすら分からねぇよ」
そう言って苦笑する景虎を見たリコは冷や汗を流した