第25章 地獄の冬合宿
全員が息絶え絶えの中、俺はタオルを配っていく
『タオルどうぞ』
タオルを渡して、使い終わった所から回収
全員「(化け物か…?)」
景虎「じゃあ、練習始める前に本番まで1ヶ月弱。お前らに必要なことを伝えておこう。リコとにお前らの相手のDVDを見せてもらった。個々の能力が高く個人技主体の攻撃型チーム。一件チームプレイを重視するお前らとは対照的なチームだ、が俺に言わせればあっちの方がよっぽどチームプレイが出来てるね」
……やっぱりな……
全員「え」
景虎「もちろん奴等はチームプレイを重視している訳じゃない。出来てるってだけだ。個人プレイをやらなきゃいいってもんじゃねーんだ。大事なのは一人一人がゴールを常に狙う気持ち。それが合ってこその連携だ。ただの仲良しこよしはチームプレイとは言わねーよ」
景虎さんはふと日向先輩を見る