第22章 誠凛バスケ部誕生秘話
4月くらいだろう
外は晴天で桜もまだまだ咲き誇っいてる
「おーい日向、日向ったら!」
その頃の日向は髪を伸ばし金髪でその後ろ姿に誰かが声をかける
日向「誰だよ、うっせぇな!聞こえてるよ!……伊月」
日向が振り向くと今と全く変わらない伊月の姿
伊月「よっ、また同じクラスだな」
そう言ったかと思うと伊月は吹き出した
伊月「っ……ブフ!あはははははは!ダメだ!やっぱ!あはははははは!」
日向「何が可笑しいんだよ!?」
腹を抱え爆笑している伊月に驚きと不快が混ざった声で日向は聞く
伊月は笑いすぎて涙が出ており、それを拭うと日向を見る
伊月「やっぱ変だよ。高校入ったら急に金髪にして…全然バスケ部っぽくないよ?」
日向は伊月の言葉にスッと視線を逸らし背を向ける