第21章 誠凛VS秀徳
日向「まぁ、隠すことでもねーんだけどな…。中学バスケ界で最強と言えば、帝光中学校の“キセキの世代”だった。言うまでもなく、圧倒的な力で全中3連覇を果たした5人の天才。だが一つ上にも居たんだ。“キセキの世代”と渡り合うことが出来た5人の逸材。時代が違えばそいつらが“キセキの世代”と呼ばれていたかも知れない。木吉を含めたその5人は“無冠の5将”と呼ばれている。さっきのアイツはその一人、悪童花宮 真だ」
─────
木吉「試合中見えてたよ。秀徳戦わざとと出てなかったな」
花宮「うん、悪い?」
『あ?良いか悪いかは知らねぇよ。けどまぁ好きじゃねぇって事だけは伝えとく』
俺と鉄平は交互に言う
花宮「ハッ!相変わらず真面目過ぎてキモいな。今日頑張って、手の内全部曝そうもんなら、3戦全部ガチの試合になってダリィじゃねーか。目先の1勝なんてどうでもいいんだよ。残りの2つは勝手にお前らが負けるからな。」