第15章 帰ってきたゴール下!
俺は溜め息を吐き出しボールを片付ける
練習が終わり戸締まり確認してると、ボールの音
『…?テツ……?』
ボーッとしてる…?
『………頑張れよ…』
俺は入り口のところにスポーツドリンクとタオルを置いて、帰宅した
そしてまさか、そのエースが来てるなんて思わずに…
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テツはすげぇと思う
バスケって言うのはジャネラリスト、何でもこなせる人のスポーツ
乱暴な言い方をすればパスを出せるスコアラーが5人いればいい
そうはいかないからポジションがあるわけなんだが…
スペシャリストは“6人目”に置いたりする
けどテツほどのスペシャリストはあまりいない
(まぁ…征十郎なんだけどな…)
あれだけ1つのことを極めたのは驚異的
でも、テツは…そこが限界って自分で決めつけてる
客観視し過ぎてる