第14章 決勝リーグ
は起き上がって欠伸をする
『最近そんなんしか言われてねぇんだけど…』
火神「なぁ…今日だけは慰めてくれねーか?」
『んだよ?泣きてぇのか?』
火神「別にそういう訳じゃ…」
俺が言い淀んでいるとは静かに両手を広げた
『おら、来いよ』
引き寄せられる様に俺はポスンとその体に頭を預けた
トクントクンと耳に伝わる規則正しい鼓動
火神「(そういや…こうやって誰かに甘えるのって…いつぶりだ?)」
『なぁ…大我…。無理に気を張らなくてもいいんじゃないのか?』
火神「そう…なのか?」
厳しい事を言うコイツだけど…誰より俺らの事を思ってくれている
だから惹かれたのか…コイツに
俺はそう考えながら静かに目を閉じた
火神 side終