第34章 少年と少女の過去~帝光中での出来事~
桃井「私ちょっと試合データとか赤司君に持ってかないといかないから」
紫原「最近情さっちん報収集とかそういうの良く赤ちんに任されてるよね」
緑間「ご苦労な事なのだよ」
桃井はフフッと笑った
桃井「実は少し君に手伝ってもらってるんだ」
青峰「じゃあまた今度な」
桃井「うん、じゃあね」
歩き出す5人の後ろ姿を少し見て、前を向くと黄瀬のいてっ!という声に振り返り小さく笑った
「虹村達3年はもちろん。赤司達2年生の完成度は最早中学生を超えている。過去最強であることは間違いないでしょう」
白金「完成度か…その言い方ならばむしろ逆だと思うがね…まだ発展途上だ。彼らの才能はこんなものではない。末恐ろしい子達だよ。誰が言ったか知らないが“キセキの世代”とはよく言ったものだ。優勝以外ありえん。これは決意ではなく確信だ」