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バスケと男装少女

第32章 洛山高校VS秀徳高校


『あの技には欠点があるんだ。左利きである真太郎のシュートに合わせるには左側からしかパスを入れられない…そして真太郎のシュートモーションはいつも同じだ…。つまり征十郎はエンペラー・アイを使わずにパスコースもタイミングも容易に分かる…多分目を使ったのはほんの一瞬…和成のパスより1歩早く、かつキャンセル出来ない瞬間に征十郎が動き出すためで、多分ダブルチームもわざと和成を抜かせた…征十郎との距離を縮める為にな…』

火神「そんな…!」

の言葉に火神は驚く

高尾「(けど、俺は赤司の位置をホーク・アイで認識してた!1歩早く動いたくらいじゃ届かないはず!まさか!前半はわざとスピードを緩めていたのか!?真ちゃんもギリギリ気づかない範囲で!?)」

緑間「まさか布石は既に打たれていたとはな…」

赤司「想定は超えていたが、想像を超えていたわけではない。将棋でもバスケでも同じだ。いつも言っていただろう。相手に悟らせず先を見据えてこその布石だ」
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