第32章 洛山高校VS秀徳高校
根武谷「赤司…」
赤司「僕がいつ気を抜いていいと言った?試合はまだ終わっていない。一時大差を付けたことで緊張感が緩んだか?たかだか数ゴール連続で決められた程度で浮き足だったのがいい証拠だ。僅差であればこんな無様な姿を晒す事はなかったはず!ならばいっそ差などなくなってしまった方がマシだ!少し頭を冷やせ」
その言葉を聞き、洛山は静かに目を下に向けた
赤司「だが、もし負けたら好きなだけ僕を避難しろ。敗因は僕の今のゴールだ。全責任をおって速やかに退部する。そして罪を償う証として両の目をくり抜いてお前達に差し出そう」
ゾクリッとした寒気が広がる
葉山「何言ってんだよ、赤司!そこまでする事ねーだろ!」
赤司「負けたらの話だ、勝てば問題ない…心配などしていない…何故なら僕は確信しているお前達がいて負けるはずがない」
その顔は酷く穏やかで笑っていた