第32章 洛山高校VS秀徳高校
中からはボールの音が響く
それに気付いた緑間は足を止めた
高尾「どうした?真ちゃん…あ」
高尾も緑間が見る方向に目を向けると、そこには汗だくになって練習をしている宮地の姿があった
2人が呆然と見ていると、横から声が掛かった
大坪「何やってんだ?」
高尾と緑間はその姿に目を向ける
大坪「早く帰れよ、お前ら」
高尾「あの、大坪さん…テスト期間って居残り練習禁止なんじゃ…?」
大坪「あぁ、宮地か?アイツはいいんだ、監督に許可もらっている…成績いいからな」
パーッとクラクションが鳴り響く大通りに大坪、高尾、緑間の順で歩く
高尾「いやー…いっつも怖いイメージしかなかったから、なんつーか意外っすね…あぁ言うとこ見るの」
大坪「そうか、お前らは知らなかったか…俺には見慣れた光景なんだがな」