第32章 洛山高校VS秀徳高校
よっしゃー!と大坪と宮地はハイタッチを交わす
根武谷「おい!何シャラっと抜かれとんじゃい!」
葉山「ごめん!」
実渕「ちょっとぉ、寝てんじゃないでしょうね?しっかりしてよ」
葉山「ごめん、ごめん」
2人から言われ葉山は謝る
赤司「小太郎…」
葉山「!わーっ!ちゃんと返すから!怒んないで赤司!」
葉山は2人の時よりも焦った様子で赤司に言う
赤司「ならばいいが…ヤル気がないなら交代してもらうよ?」
葉山「大丈夫!ドリブルなら誰にも負けねーもんね!」
ニッと八重歯を見せながら笑った葉山
ボールは洛山、葉山に渡った
「わー!葉山!?いきなり返す気か!?」
宮地「はぁ?させねぇよ!」
葉山「いんや、やるもんね!…3本でいいかな?」
宮地「!(3本?)」
ドンッと爆発音の様な音が会場に響く
観客達も耳を手で覆って見ている
高尾「(ドリブルってのは強く付くほどボールが速く取られにくい…けど…なんつー…)」
赤司「さっきの言葉…分かりにくければ言い直そう…」
緑間は一瞬赤司を見たが、すぐにボールに目を向ける
宮地「(なんだ、このドリブル!?目で追えねぇ!いや、消えた!?)」
宮地がそう思うとあっという間に抜かれていた
赤司「僕が直接手を下すまでもない…それだけの事だよ」