第32章 洛山高校VS秀徳高校
そして、キュッキュッとバッシュを鳴らすと声を掛ける
赤司「じゃあ行こうか」
高尾は洛山の雰囲気を見て言葉を発する
高尾「何か強い所だし、もっとギスギスしてんのかと思ったけど…なんつーか普通ですね?」
大坪はその言葉に洛山に目を向け、宮地は高尾の頭を叩いた
宮地「なーに言ってんだ、焼くぞ!むしろ異常だろ!4番って事は赤司がキャプテンって事だ!今年入ったばかりの1年どんな凄い奴でもありえねぇぞ、そんなん!しかももっとありえねぇのはその事についてベンチ含めチーム全体に不満が全く感じられねぇ事だ」
木村「しかも、“無冠の五将”もだぜ?それぞれが一癖も二癖もあってプライドも高い…そいつ等が揃いも揃って受け入れている…知ってる奴から見たら違和感バリバリだ…少なくともあんな自然に人を従える人間を“普通”とは言わねぇよ」
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トコトコとポッキーを2本口に含みながら歩くのは紫原
紫原「えー…もうめんどくさー、てか見たいなら1人で見にくりゃいいじゃん…室ちんさー」
氷室「まぁ、そういうな、アツシ」
めんどくさそうにコートに目を向けると口を開く
紫原「やっぱ帰っていい?」
氷室「のり塩もあるぞ?」
ガサッと目の前に現れたのり塩を手に取り、食うっと呟いた
氷室「ほら、始まるぞ…どっちが勝つと思う?」