第2章 君がくれた宝石
との時間は本当に楽しいものだった。
を知れば知るほど、二人の思い出が1秒ずつ増えるほど、への想いが降り積もっていった。
あの日を見つけたのは偶然。
あの時困っていたを助けたのも偶然。
そして、偶然の再会。
何度も続いた偶然………いや必然が俺に君の温もりを与えてくれる。
「ねぇ渉?」
渉「どうした?」
「もう1回言って」
渉「何を?」
「プロポーズの言葉」
渉「えっ?」
「ねっ、言って」
綺麗に着飾ったは、俺の手を握り言葉を待った。
渉「、これからもずっとずっと俺と一緒にいて」
はニコッと笑うと、綺麗な笑顔ではいと答えた。