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promessa

第11章 後日談ーデート編ー後ー



街にて


「飛影どうしたの?」

「気が変わっただけだ」

「そうなの?じゃあ、あそこのレストランにしよっか」

「ああ」

おしゃれなレストランに入り、席に座る飛影と優愛。

「これがメニューだよ」

「めにゅ?」

首を傾げる飛影に優愛は丁寧に教える。

「えっと本に載ってる絵を見て好きなの選ぶんだよ」

渡すと飛影は黙ってメニューを受け取り凝視する。

「食べたいもの見つかった?」

ニコニコと微笑みかける。

「……これ」

飛影が選んだのはカレーだった。

「好きなの?カレー?」

「…初めてお前の家で食べた時、美味かった…から…」

「あはは飛影それは私が作ったカレーでしょ?ここの味とは少し違うと思うよ。」

「じゃあ違うのにする…」

またメニューに目を通す。

結局、飛影はハンバーグセット。優愛はナポリタンにした。

前にフォークとナイフが出され料理もすぐに来た。

「あの…飛影、使い方わからないなら箸でもいいんだよ…?」


いや箸の使い方もわかるのかなぁと不安気な優愛。

「俺を見くびるなよ」

とは言うが初々しい感じでフォークとナイフを握る飛影。

やや乱暴だが肉を切って食べている。

それが可愛くて溜まらないと思いつつナポリタンを食べる優愛だった。


食べ終わり一息ついていると優愛は切り出す。

「あのね…本当は今日手作りのものとか持っていこうと思ったんだけど。飛影の好きな食べ物聞くの忘れちゃって…だから…その…」

「次また出かける時持ってくればいい」

「!」

それって…またデートしてくれるってこと?優愛は少しドキドキする。それに対して飛影は何事も無いように平然としていた。天然なのだろうか…と思う優愛。


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