第25章 恋華が知らない事実
菜摘「アイツはあの女を選んだのよ。有能な私を差し置いて」
恋華「有能かどうかはその人がどう思うかだし、それで騙されたとかならまだしも、置いていかれただけでしょ〜?それに、他に何か理由があったのかもしれないし、それだけの理由で犯罪に走るのはおかしいと思う…」
菜摘「そうね、って子供に論されてんじゃないわよ私。」
恋華「ていうか、あなたの1番大事なものって、それは龍桜じゃないでしょ?」
菜摘「そりゃあ〜子供たちの方が大事よ」
恋華「だったらいつまで経っても龍桜を追いかけなくてもいいんじゃないかな。だってあの人は結婚してるし、子供も居てるし、今地球に居ないし、待ってても私を殺してもあの人は帰ってこない。だって地球にいないんだもん!」
菜摘「そうよね……ありがとう。ちょっと目が覚めた…」
恋華「多分あなたのこと好きになってくれる人だっているだろうし♪私、あなた嫌いじゃないから」
菜摘「れ…恋華さ〜ん。ありがとぉ〜」
恋華「いいってことよ!」