第4章 母子手帳の秘密
大野side
はぁ…はぁ…。
どうしょう…。
子供達を置いて来ちゃった…。
ごめんね…。
だって 一気にバレるとは
思わなかったもん。
?「智くん…。」
智「しょ…翔くん…。」
翔「あっ! 逃げないで!?
謝るから…。
不安だったんだよね?」
智「!?」
翔「ニノ…智くんが
妊娠してるって
勘づいていたみたいだよ。」
智「……。」
翔「霊夢ちゃんと舞人くんを
育てる自信が なかったんだよね?」
智「……。」
翔「ライブや地方ロケの夜も
不安だったんでしょ?
こんな時に 子供達を
連れて行けば…けれど
言えなかった。
言えば 霊夢ちゃんと舞人くんの父親は
誰なのかを…言われるから。
そして 俺が責任を取るって
言い出すに決まってたんでしょ?」